炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

呼び込みやすい家

今週のお題「ちょっとコワい話」
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今日は珍しくはてなブログのお題について書いてみようと思います

これは僕が中学生くらいの頃でしょうか
父親の仕事の都合で社宅に引っ越すことになったのですが、新築で非常に綺麗な場所でした
部屋数の都合で兄と共用ではあったのですが、自分の部屋が持てて喜んでいました

当時どういう理由だったか忘れましたが、兄がよくぬいぐるみを持って帰ってきていて、部屋の窓際に並べて飾ってありました
入居して半年程経った頃でしょうか、時折自分の部屋から椅子に座った時に鳴るギィっという独特の音が聞こえてきました
兄弟どちらの椅子も座る時にギィっと音が鳴るタイプの椅子だったため、最初のうちは兄が座っているのだろうと何も疑問に思いませんでした

ある日、いつものようにギィっと音が鳴ったので兄が部屋にいるのかと思いながら、自分も部屋に行くと


部屋には誰もいませんでした


なんだか気味が悪くなり、慌ててリビングに戻って家族に話したところ、同じような音を母親も聞いていたとのこと
平日の昼間、僕ら兄弟が学校に行っている時間にも同じく椅子に座った音がして
「いつの間に帰ったのかしら」
と思い部屋に行ったところ、やはり誰もいなかったと


それと並行して、最近母親は寝ている時に知らない男の人が身体に入り込もうとしてくる夢を見るという話しをしてきました
その時は何を言っているんだと話半分に聞いていました

ところで僕はこの頃部屋のサイズの関係で両親と同じ畳の部屋で寝ていました
自分の部屋には兄のベッドを置くだけでいっぱいだったのです

ある日いつものように寝ていたのですが、ふと夜中に目を覚ましてしまいました
部屋は真っ暗であるため時間はわかりませんでしたが、親もぐっすり寝ていることから日付は変わっているような時間かと思います
なんでこんな時間に起きてしまったんだと思い、再度寝ようとしたところ、

うぅぅぅ

うぅぅぅ

と、人のものとは思えない声が聞こえてきました
声を聞いた瞬間、身体を動かせなくなりました
金縛りとかそういうものではなく、“動いたらいけない!”と本能が反応してきました
声はなんと母親から発せられていました

徐々に大きくなる唸り声に恐怖したまま30分程経過したでしょうか
気付けば声がしなくなっていましたが、しばらくは恐怖で動けませんでした
その後疲れてしまったのかいつの間にか寝てしまいました

後日、母親に話を聞いたところ、この日も謎の男が身体に入り込もうとしていたようで
必死に「助けてー!助けてー!」と叫んでいたようです
その時の声を聞いていた身としてはとても助けてと叫んでいるようには聞こえず、あんなおぞましい声が人の身体から出るとは未だに信じられません

その後も似たような状況が2回程起こりましたが、父親の仕事の都合で再度引っ越すことになりました
その際に部屋に飾っていたぬいぐるみ達はお寺に供養してもらうことになりました
引っ越しをしてからその後、椅子が勝手に鳴ることも、母親の唸り声を聞くこともなくなりました

果たしてあの家で起きていた不思議な現象は、あの家だから起きてしまったのか、それとも北側の窓際に大量のぬいぐるみが置いてあったからなのか、はたまたそのぬいぐるみ達が母親の寝ている方向を向いていたからなのか、今となってはわかりません



さてさて、初めて怖い話というものを書いてみたのですがいかがでしたでしょうか
上手い人が書けばとても怖い話にできそうですが、文章下手な僕が書いたことで少しコワい話程度に収まっているのではないでしょうか
ちなみに一部フェイクは入れていますが実話です

ではでは~