服を着ていると首周りや肩、腕やお腹、腰回りがなぜか無性にかゆい
僕は2年程前から急にこのような症状に悩まされ始めたのですが、その原因はどうやら服の繊維や服についた化学物質によるものであるということがわかってきました
なぜ他の人は平気なのに自分だけかゆくなってしまうのか
それは、皮膚のバリア機能が低下しているために肌の奥深くまで化学物質が入り込んでアレルギー反応を起こしたり、繊維が肌に刺激を与えて炎症を起こしたりしてしまうためだそうです
この皮膚バリア機能低下がアトピー性皮膚炎や敏感肌、乾燥肌の原因になると同時に、かゆくなってかいてしまうと更なる皮膚バリア機能の低下を引き起こしてしまうという悪循環におちいってしまうのです
この悪循環から抜けるためには、まずは生活から肌を刺激しているものを取り除く必要があります
具体的には、服選びと洗濯方法が重要になるのですが、今回は服選びについて自分の経験も交えてお話したいと思います
下着や肌着にこだわろう
普段着ている服において最も体に触れるのは下着や肌着かと思います
そのため、下着や肌着の素材には十分注意する必要があります
逆に言えば、肌に優しい下着や肌着に守られていればその上に着る服はそれほど問題になりません
オススメの下着・肌着
ではどのような下着や肌着を選べばいいか
個人的には綿100%のものでかつ色がないものをオススメします
綿100%なのは単純に肌への刺激が小さいというのもあるのですが、綿はアトピー肌に大敵な汗を吸収してくれ、それでいて保湿作用にも優れています
しかも洗濯が簡単です
肌触りという点ではシルクのほうが優れているのですが、いかんせん扱いが大変で洗濯にも非常に気を使わなければいけません
綿100%であればなんでもいいかと言うとそうでもなく、質の悪いものだとチクチクするという報告があったり、タグが付いていたり縫い糸が化繊だったりするとやっぱりかゆくなってしまいます
個人的にオススメなのはグンゼというメーカーです
綿100%のものを取り扱っていることは言うまでもありませんが、タグが廃止されていたりナチュラル色のものを扱っていたりと肌が弱い人にしっかりと配慮されています
また、種類も豊富で夏用や冬用のインナーを取り扱っていたり、普通のコットンでもダメという人のためにオーガニックコットンを使用したものも取り扱っています
しかも安い!
実はユニクロでも綿100%のものを扱っていてTシャツなんかは結構重宝しているのですが、種類が少なく色違いだとさりげなく化繊が混じっていたりするので注意が必要です
避けた方がいいもの
ポリエステルやレーヨン、ナイロンなどのいわゆる化学繊維と呼ばれるものが含まれているものは極力避けたほうがいいです
単純にアレルギー反応を起こしてしまう可能性がある、というのもあるのですが、化学繊維の多くは天然繊維よりも硬く、物理的に肌を刺激してしまいことでかゆみを引き起こしてしまいます
ところでエアリズムやヒートテックという名前を聞いたことが無いという人はほとんどいないかと思います
機能としては非常に優秀でアトピーになる前は僕も愛用していたのですが、残念ながら肌が弱っている人にとってはこれ以上ないくらい最悪な衣類となっています
まず、素材は100%化学繊維となっているために肌を刺激するかたまりのような服となっています
そして、化学繊維でありながら吸水性を持ち、それでいて速乾性も併せ持っていることから、乾燥肌を促進させてしまいます
本来であれば非常に有用なはずの機能が、肌が弱い人にとっては全てが悪い方向に作用してしまっているんですね
残念ですがエアリズムやヒートテックは捨ててしまいましょう
その他気を付けること
下着や肌着に守られていればその上に着る服はある程度自由なのですが、それでも気を付けるべきポイントがあります
例えばYシャツのように首周りは直接肌に触れるようなものは、その部分の繊維に注意したほうがいいです
首は特に弱い部分になるため、出来れば綿のものを選んだほうがいいでしょう
ちなみにタグを見ると綿以外に化繊が混じっている場合が結構あるのですが、その化繊はロゴに使われていたりして肌には直接触れない場所だったりするので意外と大丈夫だったりします
心配ならお店の人に確認してみましょう
また、寒い時期にはストールやマフラーを使用するかと思いますが、これまた首に直接触れるため繊維に気を付けてください
化繊を避けるのはもちろん、ウールやアルパカなど毛が硬いものも肌を刺激してしまい炎症を起こす原因となってしまいます
人によってはカシミヤでもチクチクします(僕はちょっとチクチクします)
そこでオススメなのがシルクのマフラーです
下着などの毎日洗うものでは取り扱いが面倒なシルクですが、マフラーであれば洗う頻度は少ないのでそこまで負担は大きくありません
何より肌触りが非常に気持ちいいです
ちゃんとしたものを買おうとすると高いのが難点ですが…
かゆさでストレスをためるよりずっといいと思います
まとめ
・肌着や下着には綿100%のものを
・上に着るものも首元の素材には要注意
人によっては多少化繊が混じっていても平気だったりするのが難しいところですが、少しずつ試してみてください
ちなみに服の素材は重要ですが、いくら肌に優しい素材を使った衣類を着ていても洗濯方法が間違っていると全く意味がなく、酷いかゆみに悩まされます
商品レビューにはこの洗濯間違いが原因と思われるかゆみもごっちゃになっていたりするので注意が必要です
肌が弱い人用の洗濯方法についてはまた別の記事にて紹介したいと思います
今日はそんな感じで
ではでは~